最大の原因はストレス

アトピー性皮膚炎など、皮膚の疾患もストレスが原因になっていることが多いようです。

症例

皮膚炎と脱毛症の女の子がいました。髪の毛は円形どころか後頭部もない状態でした。お母さんが摂食障害のような状態で、自分の不安でいっぱいで娘さんのことまで考えられないようでした。娘さんは小学生の頃からウィッグをかぶり、皮膚炎で笑顔もなく、チック症のようにひきつり、自分で作った毛糸の人形をつねに触っていました。お母さんが神経質で、ホッとできることがなかったのでしょう。私の娘と同じくらいの年だったのもあり、ずっと気になっていました。
中学生になり、娘さんを見てあげる機会ができました。皮膚炎や脱毛はストレスと血虚が原因だと考え、漢方を2種類処方したところ症状は一発でとれました。さらに、皮膚の湿疹がひどいのは腸の機能が低下しているためだと考え、もう1製剤プラスしました。合計3種類の製剤で、体調が改善され、皮膚もきれいになり、髪も生えてきました。高校入学の頃には自信も持てて、皮膚もきれいになり、ほんわかした感じになりました。変わってくれたことを嬉しく感じています。

アトピーなどの皮膚炎はストレスが原因であることが多いです。ストレスからの皮膚炎の場合、あばらの周辺や肩甲骨周りが痒くなったり、さらには局部もかゆくなる場合が多いです。

また、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)といって、手のひらや足の裏に膿のたまった湿疹ができる病気があります。周期的に良くなったり、悪化したりを繰り返す病気で、症状が出るたびにステロイドで対処し、皮膚がガチガチになっている方もいます。症状は一見、水虫に似ていますが、感染性の病気ではありません。医療機関では「原因不明」と言われることが多いようですが、お客様を見ていると、ストレスから発症しているケースが多いです。
掌蹠膿疱症に限らず、皮膚の疾患は季節の変わり目に悪化しやすい傾向があります。

症例

「秋と春に肌(顔)が荒れる」と悩んでいる50代の女性がいました。ステロイドを塗って赤い斑になっていました。体は「気虚」で、花粉症もひどい状態でした。その方にはまず、杉の精油製剤を飲んでいただきました。これは花粉症にもよく効き、肌の赤みもひきました。杉の製剤は対症療法なので、根のケアとして、腸をケアし、皮膚のバリア機能を高める漢方薬を処方しました。

私自身も皮膚炎で悩んでいました。6~7年前から、季節の変わり目になると首回り、口回りが赤くなり痒くなっていました。オーバーワークで血液不足、肝血虚、肝陰虚。5年前からは1年じゅう、肩甲骨からあばらに沿って発疹があり、かゆい状態でした。当時も漢方薬は使っていましたが、対症療法しかできておらず、沸騰している鍋に差し水をしているだけでした。
昨年、よい生薬と出会ったことで劇的な変化がありました。ぐっすり眠れるようになり、体の土壌が整って栄養が行きわたりやすい状態になり、皮膚炎も一気に改善したのです。
私が体験したこの感動を、一人でも多くの方に伝えたい。そう思い、日々お客様に接しています。

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