漢方だからできること

体の痛み、しびれに悩んでいる方は多いです。病院に行っても原因がわからず、ずっと辛くて、長年悩んできたというお客様が当店にご相談に見えます。

症例

手足のしびれ、とくに右側が気になるという60歳手前の女性。朝起きるとしびれていて、眠りが浅い。表情が固まってしまっていて、震顫(しんせん)で体がスムーズに動かせない状態。すらっとやせ形の方でした。舌が黄色いので、早食いですかと尋ねると、そうですとのこと。舌が黄色い人は胃熱があって早食いになりやすいのです。体の中が渋滞を起こしている状態でした。その改善を中心に処方したところ、2~3日で「眠れた」と報告がありました。現在よくなってきたので、飲む量を減らしています。「不安がとれた」と、ご自身の健康に自信を持ち始めてくれました。

症例

70歳の女性。毎晩夢を見る、眠りが浅い、耳鳴りもずっと続いているとのことでした。主訴は手足のしびれで、とくに右側だといいます。しびれは、左右どちらに出るかで原因が異なります。右は気、左は血が問題です。また、足の甲の部分がしびれる場合、右はストレス、左は血液の粘性(瘀血)が原因です。この方は震顫で手が震えている状態でした。背景にあるのは完全な「脳過敏症候群」だと判断。12年前に旦那さんが無くなってから顔面神経痛になったそうで、高血圧、慢性の肩こりもありました。また、静電気がひどく、それは血液の粘性が原因なので、血液をサラサラにする処方をしました。

症例

上の方の紹介で来られた別の70歳の女性。20~30年続くのどの異物感が主訴でした。この方も顔面神経痛に長年悩んでいました。さらに胸が苦しくなる、夕方足がむくむ、のどに異物感があり、痰がからむ、眠れない、足がつる、などの症状がありました。
舌が大きくボテッとして、水がたまっている状態なのがわかりました。舌の色は淡いピンクで、真ん中(胃の状態を示す部分)は黄色みがかっていました。お話を伺うと、「どかどか食べてしまう」とのこと。顔面神経痛は交感神経が優位で、筋肉が緊張しているのが原因です。
この方はお腹が冷えていました。舌を見るとパワーはあるけれど、無駄にガソリンを使っており血液が少なくなっている状態でした。お風呂に入るとホッとするというのですが、それは冷えているからです。気血不足を改善して、冷えとストレスをとることを優先しました。

体のしびれや痛みで、原因が判らない場合、「脳過敏症候群」であることが多いようです。
また、ストレスで自律神経のバランスが崩れると、セロトニン(痛みを調節するホルモン)による鎮痛する働きが崩れてしまい、ちょっとしたことで痛みを生じます。

ストレスによって鎮痛システムが狂い、痛みを感じる。

原因はひとつではなく、複合的な要因からしびれや痛みが起きているケースも多いです。
慢性的に痛みが続いている場合、当店では、上記の「症例」のように、血液の不足、血液の滞り、自律神経の乱れ、水分代謝など、痛みを起こす原因を探って、漢方薬などをご提案しています。

 

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