「10キロ落ちて表情も柔らかく」

そうだったんですね。ただ、初めてYさんがいらしたときの私の印象は、「体も心も、すべて疲れているな」という感じでした。

血液が消耗した血虚状態でしたね。

はい、とても疲れていました。片頭痛の副作用もあって、声を掛けられても反応できなかったり、仕事にも支障をきたすくらいにひどかったです。

そんな中でもお越しいただいて、Yさんは最初から心を開いて打ち明けてくださる感じでしたね。

最初からお話ししやすい雰囲気でした。体重のことや体調のことって、人に話しにくいものですが、親身になって聞いていただいて。それから毎回、月に１度、体だけでなく心のメンテナンスもしていただけるイメージで通うようになりました。

目標体重に向けて、しっかり続けていただきました。

月に１回通って、体重が少しずつ落ちてきて、さらに一久さんと打ち解けて距離が縮まったのは、あれは４回目くらいの来店だったでしょうか？

「優しさは何でできているの？」というお話をしたときですね。優しさは悲しみでできているという話でしたね。幼い頃からの経験や、生い立ちの中で悲しみや辛さを知っている人は、人に優しくできる。Ｙさんはそういう役割を持っていらっしゃるのではないですかとお伝えしました。職場での重圧などで悩まれているようだったので、このお話を伝えたら元気になっていただけるかなと思ったんです。

そのお話を聞いて、泣いてしまって。私はずっと1人で抱え込んできたけれど、あのとき泣いて、もっと人に共有していけばいいんだと思ったら、とても心が軽くなりました。

それはよかったです。また40代以降からの更年期の影響もあったと思いますが、体重が増えてしまう背景としては、精神的な部分が大きかったと思います。そういえば当時は片頭痛もつらそうでしたね。

そうですね。風があたっても痛い、食べても痛いし寝ていても痛い。とにかく神経が過敏になってしまって、ものすごく痛くて。車も運転できないときがありました。

そうですね。私、痩せたことはもちろんですが、薬が半分くらいに減ったことが嬉しいんです。いまは片頭痛の薬と高脂血症の薬、あとは睡眠導入剤だけになっています。これから睡眠導入剤を手放したいなと思っています。

はい。最初に来たとき、洋服が15号だったんです。いまは13号、デザインによっては11号が着られるようになりました。高校生の頃は７号だったので、あと少し頑張りたいですね（笑）。

実は太ってしまったときにふと思ったんです。「いりょうひがこのままでは大変だ」って。笑い話じゃないんですけど、病院にかかる医療費も、洋服の衣料費も膨大になって。

うまい（笑）。Ｙさんは着られなくなった洋服もとっておかれてたんですよね。

服も着られるようになって、シュッと痩せて、髪もきれいになって、笑顔になられて。

職場でも言われるんですよ。ニコニコしていて表情が違うって。みなさんにお伝えしたいんです。時間やお金の融通できないと続けられませんが、私は一久さんに来て、本当に良かったと思っています。こうやってお会いして、心と体をメンテナンスしてもらって。このご縁はありがたいです。